なぜ誰もメスを入れたがらない?月々100万円の文書交通通信費
2014.09.22
朝晩はだいぶ寒くなり、暑がりの私も気持ち良く感じる日が増えてきました。
こんにちは静岡8区のげんまけんたろうです。
昨日品川プリンスにて、維新の党の結党大会が行われました。
保守の改革政党が必要という認識は有る程度野党内でも共有されていると思いますが、これを本格的に目指していこうというのが、新しい政党として船出した維新の党の基本的な思いです。
小さなことだけど、
と前置きしながら、橋下代表はこう言いました。
本気で改革をやっていこうと、そのためには自分が受けている恩恵を守っているような政治家じゃ改革なんかできっこないんだと。
給料の他に月々100万円も自由に領収書もつけず税金もかからないお金を、しかも税金からもらっているのは国会議員だけだ。
こんなのもらっておきながら、口では改革といってもできっこない。
だから維新の党の国会議員はこの、月々100万の文書交通通信費の使途を全部明らかにしてもらう、と。
今話題になっている地方議員の政務活動費は、その報告が公開されているからおかしな日帰り出張とか切手の買い物が明らかになりました。
やはりこうした特権的なお金については明らかにしていくべきだとおもいます。
おそらくこう書くと、
どれだけお金をもらっていようが別にいいから仕事をしてくれ
という意見も出てくると思います。
明らかにすべきでないお金もあるとか、ちまちましたことにメスを入れてる暇があるならもっと国の大きなことに取り組むのが国会議員の役割だ、とか。
確かにそうです。
国会議員はこの国をどういう方向に導いていくのかをデザインしなくてはいけなくて、本来こうした小さなことばかりにとらわれるべきではないんです。
しかしその大前提に、橋下さんがいったように、小さなことではあるけれどもそういう自律の気持ちと覚悟がない人に改革なんかできっこない、というのも私は事実だと思っています。
江田代表もこれに呼応し、議員立法でこの文書交通通信費を明らかにする法案を出すとしました。
自民党やその他の政党の国会議員はまた、適当な理由をつけて反対するか、葬り去ろうとするでしょう。
自らのポッケに入ってくる税金のことを、国会議員が自ら決めているんだから、よほど覚悟がないとまともな改革なんてできません。
そして印象深かったのは、メディアとのこと。
橋下さんは、
メディアの皆さんも、地方議員の政務活動費は叩くのに、なんでこの文書交通通信費は叩かないんでしょうか?メディの政治部記者や番記者は、この文書交通通信費で飲み食いさせてもらったりしてるから、これも既得権なんですよ。だからこの話を追求しようとしない。みなさん、ちゃんと報道してくださいよ。
と。
ほとんど報道されていませんね。
マスコミもこの文書交通通信費がなくなったら困るんでしょう。
そして、政策がバラバラだとか、さらなる再編は道筋たっていないとか、とにかくネガティブな報道ばかり。
堺屋太一さんが応援に駆けつけてくださったり、かなりの大人数で熱気溢れる会だったことはほとんど報道されませんでした。
さて、日本の二大政党制は未だに過渡期にあり、民主政治も成熟しているとは思えませんが、もはや保守対革新の時代は終わりました。
この国の素晴らしさ、伝統、文化、歴史、そして我が国の安全などは大切に守っていく保守は当然です。
これを否定する政党はもはや退場してもらわなくてはいけません。
その上で既得権を持った一部の人が得をする仕組みや、中央集権的で地方がお上にぶら下がっている仕組みや、民間を規制し活力を奪って役人や政治家だけが恩恵を受けている仕組みを変えていくか、守っていくか、が違いになっていくはずです。
この、仕組みを変えていくことは、しがらみがあったら絶対にできないことです。
これも既得権の代表格であるマスコミから叩かれ続ける維新ですから、よく、維新で大丈夫?とかいわれます。
しかし、こうした本気の改革を目指す私は、維新で大丈夫だと、昨日改めて思いました。
またこれからも既得権や組織に負けずに、がんばってまいります。