静岡空港、このままじゃ赤字確実

2008.06.01

さて、空港について。
まず、現地では最大手の航空会社であるタイ国際航空と
バンコク空港に知事と議長の親書を持って表敬訪問。
県当局から受けていた説明では、これまでも先方の担当者が
日本に来たり、知事がタイを訪問したりと、何度かやり取りがあり、
我々も就航に向けた交渉が、少なくとも足がかりはついているもの
と理解していました。
しかし、現実には、両社の担当者とも、まだまだそういう段階では
ないという印象。
少し驚きました。
我々議員団に、「今どのくらいの就航便が予定されているのか」
とか「ほかにはどこの都市を考えているのか」とか「静岡空港に
就航することのメリットは何か」など、かなり実務的な質問まで
してくるのです。
つまり、実務的な話がまったく進んでいないということです。
静岡県がタイから就航便を本当に獲得したいなら、事務方を
すぐにでもタイに派遣して、実務的な交渉を始めて当然です。
知事がトップセールスしたり、政府関係者にアピールしただけでは
絶対に定期便なんて飛びません。
静岡空港に就航すればどういうメリットがあるのか、きちんと
データもそろえて、相手の疑問にもすべて答えて初めて
交渉のテーブルがスタートするはずです。
申し訳ないですが、県の取り組みはかなり不十分といわざるを
得ない状況でした。
交渉相手である航空会社にまったく情報を提示していないんですから。
それどころか、なんと県の現地駐在員にも満足に情報がいって
いないようでした。
せっかくアジアの拠点としてシンガポール駐在事務所があるんだから、
駐在員を情報収集や交渉を進める際に積極的に使うべきです。
なんという怠慢。
 
これには県の縦割り行政の弊害が影響しています。
県の駐在事務所は産業部の管轄。
空港関係は空港部の所管。
だから情報の共有があまり行われない。
霞ヶ関で省庁間がお互いに省益拡大のために競い合っているのと
なんら変わりがありません。
明後日、知事と議長に報告しに行きますが、この辺もしっかり報告
してこようと思っています。
当局にも本腰を入れてもらわないと、このままじゃホントに
静岡空港は赤字ですよ!
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今日、政経塾の後輩であり同志である菊池塾生が
事務所にフラッと現れてくれました。
研修の途中で浜松を通ったので寄ってくれたとのこと。
 

 
全国に同志がいて、それぞれがそれぞれの地域から
日本を変えていく。
これこそが政経塾の絆の肝心のところです。
 
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