日本のカジノ、大丈夫か??
2018.06.01
だいぶ暖かくなり、大好きな夏の季節が近づいてきました。
こんにちは、静岡8区の衆議院議員げんまけんたろうです。
さて、本日は衆議院内閣委員会が行われ、私もIR関連法案についての質疑に立たせていただきました。
(動画はこちらからご覧ください: 衆議院ネット中継・録画 )
私は、日本は観光にもっと力を入れるべきだし、なるべく規制は少なくしてどんどん豊かになることを目指して行くべきだ、という立場です。なので、IR施設が日本にできること自体については、ポジティブな思いを持っています。
しかし、200条以上の条文を持つこの大掛かりな法案には、理解できない部分も少なくないので本日質問させていただきました。
まず前提として、IR施設に人に来てもらい活性化して行くというのであれば赤字ではダメなわけで、その経済的な中核を担う施設としてカジノを考えているのだと思います。
これは政府も答弁で認めました。
では、そのカジノが収益を上げるためには人に来てもらい、お金をカジノで使ってもらわなくてはいけない訳ですが、その主な対象者は外国人観光客を想定しているのか?と問いました。
すると、外国人もそうだが日本人もその対象だ、どちらが主ということはない、との答弁。
これまでの政府の答弁は、外国人観光客にたくさん来てもらう、日本人には依存症対策をしっかり行う、というスタンスだったので少し驚きましたが、これで日本人もターゲットなんだとはっきりしました。
考えてみれば、カジノ事業者としてみれば、すぐ近くに中国人がたくさん行くマカオやシンガポールがある訳で、そこに行っている中国人をターゲットにするより、国内に180万人いると言われる日本人ミリオネアを狙うのが当然のことだと思います。
その日本人に対しても、一定額の預託金を払えば、なんとカジノ事業者が貸金業務をするという条文が・・・。
無利子で貸し出し、2ヶ月過ぎたら年利14.6%をつけ、しかも再建を第三者に引き渡すって、どんなに恐ろしいことなのか。
日本はジャンケットは帰省するから問題ない、という主張が今までありましたが、クライアントごとにこの人にはいくら貸す、みたいな判断をするジャンケットと、一体何が違うのでしょうか。
今日は時間が15分と限られていましたので、ここで一旦終了しましたが、また来週このIR法案の特にカジノ事業者自体が日本人も対象に貸金業務を行うことを認める内容について、しっかりと議論していきます!
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- 源馬謙太郎(げんまけんたろう)プロフィール
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衆議院議員・静岡8区・元静岡県議会議員。
1972年浜松市生まれ。成蹊大学卒、Centre College卒後、American University 大学院にて国際平和と紛争解決学修士号取得。帰国後、小型武器問題専門家としてカンボジアでプロジェクトを立ち上げ12,000丁の武器を回収。
松下政経塾を経て静岡県議会議員(2期)。2012年、2014年衆議院総選挙に立候補するも次点で惜敗。比例復活まであと270票という悔しさをバネに、2017年初当選(比例東海)。