選挙カーを使わないという決断

2011.03.19

東北東日本地方を襲った大地震の影響が各方面で出ています。
現地からも大変な状況がどんどん報告され、日に日に被害の状況が明らかになってきています。
物資も足りない、食料なども地域によって偏りが出始めている、衛生面が心配になってきている、などなど。
そんななか、ガソリンが足りないということが最も深刻だと、政経塾の後輩の大谷茨城県議から情報がありました。
テレビなどでも再三報道されていますね。
被災された方がご自宅まで荷物を取りに戻ったけれど、ガソリンがなくて帰ってこれないなどの事例もあるとのことでした。
そんななか、選挙が迫っています。
選挙だからといって、選挙カーを使ってスピーカーで選挙活動をするのもどうかと思いますが、それよりもこういう状況でガソリンをどんどん使って、しかも公費でそれを負担してもらうということに、私は心底納得がいきませんでした。
被災された方のために、この国難を乗り切るために、一政治家としてできることは何でもすると決意した私が、ガソリン不足を尻目にガソリンを選挙カーに使うことは、自らの信念に反するのではないかと。
そういったわけで、私は今回の選挙で、選挙カーを使うのをやめました。
お願いしていたウグイス嬢や運転手、レンタカーなど、各方面の皆様にご迷惑をおかけすることにもなりますので、後援会の皆様からは反対があると覚悟していましたが、私の思いを説明したら、皆様一様にわかってくださいました。
市内県内のほかの県議や市議にも同様に訴えています。
ガソリンがなくて困っていると、我々政治家が知っていながら、それでも公費でガソリンをじゃぶじゃぶ使うというのか!
そんな選挙はやめて、一政治家として信念を貫いていきたいと思います。
すでに何人かの方からは賛同していただきました。
浜松市内が、選挙カーを使わない方向になるよう、努力していきます。