海外事情調査も今日で終わり
2011.11.14
今日で海外事情調査も最終日。
みなさんの感覚だと、もしかしたら最終日は自由時間で観光なんかをしているのでは、なんて思われているかもしれませんが、今朝も朝からみっちり視察です。
今朝はフランクフルト市内の学校を視察。
ここは日本でいう小学校5年生から12年生までが学ぶ学校で、休み時間になると小さな子が出て来たり、その辺でタバコを吸っていたりと非常に不思議な光景でした。
この学校への視察は、実は教育関係ではなく、パッシブハウスというその校舎の構造を見せていただくことが目的でした。
このパッシブハウスというつくりは簡単にいえば断熱構造の建物。
外の寒気を遮断し、太陽光を効率よくとりいれ、台所などの熱を使って熱交換しながら換気をする、というもの。
日本の建築でも断熱はよく目にするようになりましたが、フランクフルトでは行政として奨励し、公共の新築はすべてこのパッシブハウスにしているそうで、10年間で急激な増加を記録しています。
エネルギーは使うという引き算と、作るという足し算しか考えられることがあまりありませんが、実は循環が日本の本来得意とするところなのかもしれません。
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