松下政経塾とは
2012.06.16
政経塾の塾員会のあと、現役塾生との懇親会を開催しました。
問題意識は、私たちが塾生だった頃と同じ。
それを実現するためにどうするべきか、みな悩んでいました。
結局松下政経塾は、悩むところなんだと思います。
そして自分のキャリアアップのためと考えると、かなりの遠回りの道であると認識しないといけないということです。
世間では、政経塾は政治家になるための登竜門などと言われますが、そんなことはありません。
3年も4年も自分の志と向き合い、自らがなにをすべきかを見つめることは、本当に貴重で、しかし遠回りの時間です。
政治家になりたいだけなら、他に道はいくらでもある。
あえて政経塾の門を叩くのは、やはり
単に政治家になりたいだけではなく、なしとげたい思いがあるからだと思います。
そうでなければ、自分の夢を実現するようなカルチャースクールに通えば十分です。
政経塾が政経塾たる所以はそこにあります。
政治家になるため、自分の夢を実現するためなら、それはそれで結構。
しかし、それが日本のためになるのかどうか、こんなに語り合い、お互いの志を議論し合い、今の国政の問題点も議論する、こんな集団はありません。
私はやはり、政治家になりたい、自分の夢を実現したい、というモチベーションの政治家を信用しません。
政治は本来、自分のための手段ではありませんから。
政経塾では、そうしたこともじっくり考えられる時間をいただけます。
自分がなにになりたいか、なんて政治家は信用できませんよね?
自分の夢のためにがんばります、なんて政治家は必要ありませんよね?
じっくり志を磨き、何を成し遂げるかを考える時間を与えてくれた幸之助さんに感謝です。
— Gemma Kentaro from iPhone —