恩師宇野重昭先生、逝く。
2017.04.05
とにかく優しい先生でした。
成蹊大学法学部政治学科で「宇野ゼミ」といえば一番厳しく、勉強好きな人が入るというイメージがありました。私は大学時代、バスケに明け暮れほとんど勉強に身が入りませんでしたが、なぜか3年生4年生と宇野ゼミを履修し、正直むちゃくちゃ苦労しました。
そんな宇野ゼミでしたから、宇野先生もとても厳しい先生かと思いきや、本当にいつも穏やかで、落ち着いた物腰で指導をしてくださいました。
「とにかく歴史に学びなさい」
と言われ続けました。現在に課題があったら現在の視点に立ちながら歴史を見て、将来への道筋をつけていく歴史との対話が重要であると。
宇野先生はご自身でもおっしゃる通り「リベラル」な方でしたが、歴史に重きを置き学ぶという先生の教えは「保守」そのものだと思っています。
その先生の訃報が、宇野ゼミOBメールで届きました。
県議になったときはご連絡せず、国政に議席を得ることができたらご報告したいと思っていましたが、それも叶わなくなってしまいました。
ご冥福を心からお祈りするとともに、私にとっては大いなるチャレンジだった宇野ゼミでの学びを、もう一度しっかり学び直したいと思います。
ご生前、同門で宇野先生の授業も履修された安倍総理への涙ながらのご忠告も話題になりました。
安倍晋三首相の成蹊大学の恩師が涙ながらに批判「間違っている」(http://news.livedoor.com/article/detail/11606704/)
安倍総理も宇野先生を偲んでいらっしゃると思います。
- 源馬謙太郎(げんまけんたろう)プロフィール
- 民進党静岡8区総支部長・元静岡県議会議員(2期)。 1972年浜松市生まれ。成蹊大学卒、Centre College卒後、American Univ. 大学院にて国際平和と紛争解決学修士号取得。帰国後、小型武器問題専門家としてカンボジアでプロジェクトを立ち上げ12,000丁の武器を回収。 松下政経塾を経て後静岡県議会議員を2期務めた後衆議院総選挙に立候補。次点で惜敗。比例復活まであと270票でした。引き続き国政目指して政治活動中。